◆人生本来の目的とは

ひとつの愛の中で

真実の我を知る



人は何の為に生まれてきたのだろうか
何の為に生きているのだろうか
誰しも一度は考えたことが、あるのではないでしょうか

 

様々な夢を抱き、現象界の夢に夢中になっている人も多いと思います。
一度きりの人生だから、又は残り少ない人生だから悔いの無いよう好きな事をやって生きていきたいとよく耳にしますが、本当にその様な生き方だけで良いのでしょうか

 

人生本来の目的とは、生まれ変わりの中、魂が成長し愛である我(内在の神)を見出し愛の方向性を持って生きていくことです。

 

◆ 魂の設定

何処の家の屋根の下で生まれるという事で、ある程度人生が決まってしまう傾向がありますが、何処の家に生まれてくるという事も、生まれてくる前に魂が設定して降りてきます。
魂の成長に適した家で学ぶという事が半分と、あとの半分は自由意志に基づいてその都度色々と選択しながら生きていきます。

 

しかし魂の目的である成長より、地上界では人間の自由意志が行動の優先権を持っている為、自分勝手に好き放題に生きる事もできます。
その為、心を極端に汚すことにもなり魂にとっては大迷惑の結果となります。

 

恵まれた環境、うらやましい環境を設定する魂もいますが、それらを一通り体験し終わった魂達は魂の意識を次の段階へとレベルアップさせる為、あえて苦難や困難な人生の道を設計して降りてきます。
苦難な人生にも耐えられるようなたくましい魂へと成長して行くのです。

 

◆ DNA

私達は先祖から受け継いだ肉体のDNAを持っており、それを血筋ともいいます。
この子はおじいちゃんと同じ仕草をするとか、食べ物や好みが同じだとかいいますが、それはDNAの記憶を受け継いでいるからです。
肉体細胞があれが食べたい、これが食べたい、もっと食べたいと体が欲するように食の好みだけではなく、癖や生活行動も受け継ぎます。
 
先祖や親から受け継いだ肉体細胞からの性格と、魂が生まれ変わりの中でつちかわれてきた性格と半分半分で性格が表れてきますので、双子でも性格が違ってきます。

それと生まれてからの親の教育や育った環境等で学び、性格というものが形成されていきます。

 

そしてそれはパターン化され無意識に環境の変化を嫌い自分を変えたくない、今の自分を維持していたい、私はこういう性格の人間です、と自分が作り出したパターンに縛られ自分自身を縛り付けているのです。
この事に気づいていない人が意外と多いです。

 

生まれ変わりを何度も何度も繰り返し、様々な要因が絡み合い個性を持った一人の人間が作り上げられていきます。

人間社会の中で様々な体験を済ませ世の中の矛盾や困難を乗り越え、たくましく成長してきた魂は、やがて本能的に愛の存在

 をかすかに感じ始め自分の生まれ出たところを探し始めます。

 

心の中に内在している本当の自分を知ろうという思いが湧きあがってきます。

やがて本物の真理に出会った時、自分の探していたものは(これだった)と本能的に判りもっと知りたいという思いと共に追究が始まっていきます。

 

◆人生本来の目的とは

 

人生の目的とは心の中に愛として内在している本当の自分を知る事です。

日常生活の中で愛の方向性をもって生きることが最も大切な事であります。

人間、個という自我意識から愛の普遍的意識に切り替えていく事が人生本来の目的です。

 

どの様な生き方をしている人でも本質においては真実の神が内在されています。

私達人間は本来人格神であり愛を表現する為に生まれてきたのです。

神の愛に生きるという習慣性を持つことにより、魂に愛という光が少しずつ入る事で魂の成長が促され目覚めていきます。

 

愛を表現して生きることで愛の霊性波動が高まり愛に心が満たされ癒されていきます。

 

更に完全なる無限の愛を深くから完全に知り悟ることでが人生の最大な目的あります。

本当の我を言葉や頭脳での理解ではなく、内観を通し深くから追究し自分が内なる神であることを知っていく事です。

 

神と融合する事で神と一体であることを深くから実感し本当の我を知ることが悟りと成ります。

人生の卒業となり、事成れりです。